2020/10 追記:下記ベンチマークは2020年夏、ロリポップ全プラン大幅スペックアップより前のものです。
WordPress条件
WordPressバージョン:5.2.4
プラグイン:Edit Author Slug のみ有効化
テーマ:Twenty Seventeen
1ページ3000文字+異なる画像3枚表示(元画像約1MBのサムネイル表示)
同ページを100記事投稿
別記事で月額550円前後のレンタルサーバー5社でWordPressの表示速度のベンチマークを行った時と同じサンプルサイトのクローンでテストします。
ベンチマークツールはGTmetrix無料版とGoogle PageSpeed。
単一記事ページで行います。
GTmetrixで測定結果
ベンチマーク1.ロリポップ!アクセラレータ有効
表示速度がカナダからのアクセスで2秒以下を連発するので、
月額550円前後のサーバーとの差が見られますね。
スコアの方はサーバーによって差があるというより、
適用するWordPressテーマによるところが大きい傾向にあります。
テーマTwenty Seventeenでも比較的高いスコアになっています。
同じテーマならWebサーバーにより、表示速度が速いほうがスコアも高くなります。
![](https://tubepackweb.com/wp-content/uploads/2022/02/highspeed_gtmetrix.webp)
ベンチマーク2.ロリポップ!アクセラレータ無効
WordPressプラグインの「LiteSpeed Cache」有効
(ベーシックプランのようにLiteSpeed サーバーでないと効果ありません)
YSlowのスコアが90点台になるのは使ってみる価値があるプラグインのようです。
![](https://tubepackweb.com/wp-content/uploads/2022/02/highspeed__litespeedcache_gtmetrix.webp)
ベンチマーク3.WordPressテーマをCocoonに変える
当サイトで使わせてもらっている無料テーマ Cocoon に変えてみると、
高機能なため表示内容も増えページ容量が増えてリクエスト数も増えているのが分かります。
PageSpeedスコアは上がっていますが、YSlowスコアは3ポイント下がっています。
表示速度にはさほど影響はないようです。
![](https://tubepackweb.com/wp-content/uploads/2022/02/lolipop_highspeed_sample080_cocoon_gtmetrix.webp)
さらに、Cocoon 高速化設定をすべて有効にする
Cocoonの高速化設定をすべて有効にするとどうでしょう?
WordPressの動作が調整され、ページ容量もリクエスト数も減りました。
表示速度は2秒を超える値も出ますが、優秀な結果となっています。
スコアは高得点となり、同じコンテンツで勝負する競合サイトにSEO的に引けを取らないようにするには重要です。
ただし、多数のウィジェットやプラグインを使用したりアフィリエイトタグを貼るとスコアは下がる傾向にあるので、要注意です。
![](https://tubepackweb.com/wp-content/uploads/2022/02/lolipop_highspeed_sample080_cocoon_opti.webp)
PageSpeedサイトで測定した結果
テーマ Twenty Seventeen に戻りましょう。
GTmetrixではPageSpeedとYSlowの結果を与えてくれますが、
カナダのサーバーからのベンチマーク結果でした。
Google PageSpeedは国内サーバーだと思われるのでその結果です。
プラグイン「LiteSpeed Cache」有効
![](https://tubepackweb.com/wp-content/uploads/2022/02/highspeed_pagespeed.webp)
![](https://tubepackweb.com/wp-content/uploads/2022/02/highspeed_pagespeed_mobile.webp)
PCサイト表示では、
速度インデックスが1.1秒と、国内サーバーからの計測ならびにロリポップ!ベーシックプランならではの高速表示結果となっています。
一方、モバイルサイト表示では、
速度インデックス6.8秒と、遅めの結果です。
これは、この時点のpagespeedではモバイルネットワーク3Gでの計測であることが挙げられます。
WordPress 5.2 にデフォルトでインストールされるテーマ Twenty Seventeen では
このような傾向があるようです。
実際に4G接続のスマホで見ると、もっとサクッと表示されます。
まとめ
構造化データ テストツールの紹介
GTmetrix などの測定サイトで得られるサイトスコアともう一つSEOの観点から気にしたいのは、Googleが提供している「構造化データ テストツール」です。
ウェブ上で自サイトのURLを入力するだけで、Googleが推奨する構造化データ(スキーム)に適合しているかが分かります。
ここでエラーが出ると改善した方がいいのですが、それができるのはウェブ開発者のように知識を持った人たちだけだと思います。
WordPressテーマ選びとしては、エラーが出ないテーマ選びをするということでいいと思います。
WordPressテーマ選びの重要性
個人でも手が届く月額1100円クラスのレンタルサーバーでは今まで主流であった Apache サーバーから nginx や LiteSpeed がトレンドとなり、
オールSSD化も進んでいるようで、月額550円前後のレンタルサーバーとは一線を引いたスペックを提供してもらえます。
サイトの表示速度についてはサーバープランのスペックに依存するところが大きく、
GTmetrixなどで分かるサイトスコアはWordPressであればそのテーマの出来や、設定できる項目により変化しますし、スコアが下がる要素をカスタマイズできる知識のある方はそれによりスコアアップが期待できます。
WordPressのテーマ選びは、外見のデザインやその機能などであらかじめ決めていた方が、運用始めてから記事作成に専念できます。
レンタルサーバー各社、無料お試し期間があるので実際使ってテストサイトでいろいろなテーマを適用して表示速度やサイトスコアも計測してみるといいのではないでしょうか。
今回テストしたのはロリポップ!ベーシックプラン
2019/9月にスタートしたロリポップ!レンタルサーバーのベーシックプランは、月額1100円から使える表示速度が速い高スペックサーバーを提供してくれます。
(追記)価格改定されて安くなりました 月額550円~
1ヶ月契約(ひと月あたり1,320円)
3ヵ月契約(ひと月あたり1,210円)
6ヶ月契約(ひと月あたり990円)
12ヶ月契約(ひと月あたり825円)
24ヶ月契約(ひと月あたり770円)
36ヶ月契約(ひと月あたり550円)
現在ロリポップの下位プランを使っているユーザーが予算に見合えばアップグレードしたくなるプランで、これからレンタルサーバーを借りる方にも一考の価値あるサーバーです。
高機能サーバーでありながら、初~中級者向けの必要十分のメニュー構成で非常に使いやすいレンタルサーバーです。
下記記事で紹介しているので一読ください。
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