ロリポップ!レンタルサーバーから卒業は、ちょっと待った
スタンダードプラン(月550円~)といえばロリポップのおすすめプランで、
個人から小規模ビジネスまで視野に入れても十分なスペックでおなじみですね。
そこで、サイトの規模もアクセス数も十分育って、アップグレードとなると、
月2200円からのエンタープライズ プランでした。
エンタープライズ プランはロリポップサービスの最上位プランで、
オールSSD化されたハイスペックサーバーを採用した優れたプランです。
しかし、個人利用には少し敷居が高い感がありました。
最近のトレンドでは、月1100円前後の価格帯からオールSSD仕様でWebサーバーにLiteSpeed(ライトスピード)やnginx(エンジンエックス)採用した、PHPで動くWordPressなどの高速化をうたったサービスがあるようだが・・・
ロリポップ!レンタルサーバーにもそういうプランはないかなあ・・・
と考えていたのは私だけでしょうか?
ここで、ロリポップ!レンタルサーバー ベーシックプラン月1100円~で登場し、さらに料金改定で月550円~になったのには驚き!
ロリポップ ベーシックプラン特徴
- オールSSDの高速 Webサーバー
- WebサーバーソフトはLiteSpeed採用
- PHPは
7系のみ7.3~8.1 LiteSpeed版 - ロリポップ!アクセラレータなどでアフィリエイトや商用サイトなどに必要な表示の速さや安定性を追求したプラン。
- 同時アクセス数は無制限
- 自動バックアップ無料(1日1回7日分、復元は有料)
- メールサポート、チャットサポート、電話サポート付き
「ロリポップ ベーシックプラン」料金→初期費用無料へ
初期費用 3300円 初期費用なしのプランへ変わりました
※2021/11/01 料金改定されました。
1か月契約 月1320円
3か月契約一括払い月換算 1210円
6か月契約一括払い月換算 990円
12か月契約一括払い月換算 825円
24か月契約一括払い月換算 770円
36か月契約一括払い月換算 550円
月契約ができるのでスタートしやすいですね。
月1100円クラスの共用レンタルサーバーは非常にコスパのいいクラスで、
月550円クラス以下では得られなかった格上のレンタルサーバーを利用できます。
中上級者向けに人気として取り上げられますが、
今回の料金改定では、1か月契約から月1320円。
12か月一括払い9900円。
36か月一括払い19800円はありがたい限りです。
しかも、ベーシックプランだけはじめから初期費用0円のプランになったんです。
さらに、対象プラン(ライト、スタンダード、ベーシック、エンタープライズのいずれかのプラン)で12ヶ月契約以上で「ドメインずーっと無料」なんです。
ロリポップ!はベーシックプランでこのクラスに参入です。
ロリポップ!は「親しみやすいホスティングサービス」を提供し続けます。それにはサーバー環境の改善と、革新的なテクノロジーを導入するための技術力が必要不可欠です。
https://lolipop.jp/service/
と、言っているロリポップ!の次の手が「ベーシックプラン」。
高速サーバーのトレンド「LiteSpeed」の採用、「オールSSD化」などにより、より早いWebページの表示速度や高負荷時の安定性を提供してくれます。
ロリポップ!を運営するGMOペパボの格上の高速サーバーサービス「heteml(ヘテムル)」に採用されても良かったようなプランだと思います。 現在下位プランからのプラン変更はできませんが、
今後対応予定となっています。
今回のベーシック プラン リリースはそれだけ特別な位置づけとなっているようです。
2019/10/15
ロリポップ!ベーシックプランへ、下位プランから上位プランへ変更可能になりました。
これで初めて1サイト立ち上げる場合にも予算を無理せずライトプランからスタートできますよ。
「すぐに使える、ずっと使えるロリポップ!」
という、キャッチフレーズどおり、
下位プランからはじめても長く使えるレンタルサーバーとして充実したといえるのではないでしょうか。
ロリポップ!に、なんと月550円からのオールSSD、高速Webサーバー「LiteSpeed」のベーシックプランが登場したことで、同じ価格帯を比較するレンタルサーバーの人気ランキングが変わっていくことでしょう。
ベーシックプラン概要
ベーシックプランの下位スタンダードプランの36ヶ月のコストは、
初期費用込みで17490円。
※初期費用なければ36ヶ月契約15840円。
ベーシックプランは12ヶ月契約だと月換算825円。
初期費用ゼロで9900円。
しかし、
36ヶ月契約で月換算550円となり、3年で19800円。
初期費用を除く3年間のランニングコスト増はわずか3960円。
しかも、
12ヶ月契約以上で、自動更新にすれば、独自ドメイン1個が
取得から更新料まで「ずっと無料」
()内はスタンダードプラン
Webサーバー:LiteSpeed(Apache)
ストレージ容量:SSD 400GB(SSD 300GB)
転送量:30TB/月(24TB/月)全プラン無制限
データベース作成数:70個 →無制限(50個)
独自ドメイン設定:無制限(200個)
サブドメイン設定:無制限(ドメイン毎500個)
PHP:PHP LiteSpeed版(PHP CGI版・モジュール版選択)
電話 サポート有り(無し)
以下、ベーシック・スタンダード共通
簡単インストール:WordPress、baserCMS、EC-CUBE、ownCloud、Bootstrap
独自SSL:有
海外アタックガード:有
WAF:SiteGuard Server Edition
メールサポート、チャット サポート
ストレージ SSD 400GB、ownCloud簡単インストール
ownCloudは無料で利用できる設置型のオンラインストレージです。
有料のクラウドストレージのように料金はかかりません。
ベーシックプランのストレージは250GB →400GBありますから
余っている容量も有効に使えます。
ファイル共有や、ファイルの受渡しを安全に行うことができます。
LiteSpeed採用の高速サーバーが使えるロリポップ!ベーシックプラン
高速化と共に、高負荷時の安定性に優れるWebサーバー「LiteSpeed」。
オープンソースで開発されているWebサーバーソフトで、
Apacheの上位互換として動作し、第4のWebサーバーと呼ばれています。
ApacheのPHPモジュール版はCGI版より高速なのが売りですが、ライトプラン、スタンダードプランとアップグレードし、現在「LiteSpeed」のベーシックプランで運用している当サイトの表示速度は体感的にも表示速度が速くなっています。
月1100円クラスで、「LiteSpeed」採用のサーバーが気になっていたユーザーとしては大満足です。
動作するPHPは7系のみでLiteSpeed版
PHP7系に絞り、動作モードもLiteSpeed版、それにロリポップ!アクセラレータが加わりWordPressに代表されるPHP動作のCMS(コンテンツマネージメントシステム)の高速動作を実現しています。
同時アクセス数は無制限
ロリポップ!スタンダードプランとエンタープライズプランで使える同時アクセス数拡張機能がありますが、ベーシックプランでは同時アクセス数は最初から無制限。
イベントサイトのように突発的なアクセス急増にも安心してサイト運営ができます。
ベーシックプラン限定、無料自動バックアップ
毎日一回、最大7日分でロリポップ!側にバックアップが保存されます。
万一の復旧依頼には手数料がかかりますが、無料自動バックアップはベーシックプラン限定です。
ユーザー自身でディレクトリとデータベースのバックアップを最新の状態で保存しておくと、より安心です。
また、全プランで使える有料バックアップオプションを使えば、任意のタイミングでバックアップ・復元が楽になります。
SNIの提供とHTTP/2への対応
https://lolipop.jp/nextgen/
1台のサーバー(グローバルIP)で異なるSSLサーバー証明書を運用できるSNI(Server Name Indication)を提供する予定です。さらに次世代の通信プロトコル「HTTP/2」にも対応します。これにより、SNIをご利用いただくとHTTP/2接続も可能となり、高速にウェブサイトを配信できるようになります。
上記の「HTTP/2」対応は、 SSL化(独自SSL・共用SSL)されたすべてのドメインで2017/04/11に完了しています。
SNI化(Server Name Indication)は、SSL(PRO)を利用のすべてのドメインに対し、2019/07/03に完了しています。
ロリポップ!ベーシックプランに他社から乗り換える時の注意点
ベーシックプランのPHPは7系以上。5系は使えない
ベーシックプランでは2021/1時点で、使用できるPHPバージョンはすべてのドメインで7.3と7.4です。
5系で動作しているWordPressは7.3や7.4でも動くかテストをしてから乗り換えをおすすめします。
テーマやプラグインの対応状況によっても不具合が出ることがあります。
ローカル環境のPHP7.3(7.4)でWordPressをテストする方法
YouTube動画にWindowsにサーバー環境を作りWordPressをインストールする方法をアップしてあります。
追記)少し情報が古くなっています。
動画ではPHP7.1版のXAMPPをインストールしていますが、PHP7.3(7.4)版のXAMPPを使ってください。
WordPressをインストールできたら、テストしたい元のWordPressで使用しているテーマやプラグインは個別にインストール・有効化して、コンテンツはWordPressのエクスポート・インポート機能でローカル環境にWordPressを複製すればよいと思います。
下記の記事で、XAMPP より簡単にローカル環境にWordPressを構築できる方法を紹介しています。
※2020/12/22現在、Local by Flywheelのバージョンは5.9.7
次の記事では、WordPressのバックアップ・復元系のプラグイン、
All-in-One WP Migration を使ってローカルのWordPressをレンタルサーバーに移行する方法がありますが、
それを逆に使って、レンタルサーバーからローカルに複製して引っ越し先で使う PHP バージョンで不具合ないかテストもできます。
しかし、乗り換える場合、無料お試し期間を使って、
バックアップ・復元プラグインで複製して直接テストする方が簡単ですかね(^^ゞ
まとめ
以上、2019/9/2に登場した
ロリポップ!新プランベーシックプランを紹介しました。
月1100円クラスで他社サーバーへ乗り換えを検討していたロリポップ!ユーザーの方は、
ロリポップ!レンタルサーバーから卒業は、ちょっと待った!
月額550円から使えます。
「ベーシックプラン」機能の順次リリース予定
php.iniの編集は現時点で不可で、順次リリースとなっています。WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール) 順次提供予定となっています。
(WAF機能提供済み、ログ機能なし)
ロリポップ ベーシックプラン公式サイト
↓↓↓
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